2月8日(金)に、クライストチャーチ市役所を訪問し、2014年度の海外自治体幹部交流協力セミナーへの参加者である国際交流コーディネーターのミリンダ・ぺリス氏に面会しました。面会には、国際交流担当マネジャーのマシュー・ニコルズ氏にも同席いただきました。 同市は岡山県倉敷市と1973年に日本とニュージーランドとの間で初めてとなる姉妹都市提携をして以来、46年にわたって交流を続けています。教育分野での交流も盛んで、倉敷市との間で毎年11人の生徒の相互派遣を実施しているとのことです。また、クライストチャーチ周辺を含むカンタベリー地方と長野県の間には交流があり、長野大学はリンカーン大学(Lincoln University)及びAra工科大学(Ara Institute of Canterbury)と交流プログラムを実施しています。 経済活動については、クライストチャーチへの観光客は、かつては日本人が最も多かったものの、2011年のカンタベリー地震の後は日本人観光客の数は減少し、現在は中国人観光客が最多となっているとのことです。クライストチャーチ市は、姉妹都市交流に加え、かつては同市への観光客のうち日本人観光客が最も多かったことや長野県との教育交流などから、日本との関係が深い都市であるため、日本人観光客の数を増やしたいと考えており、クライストチャーチ市長は日本で観光PRを実施するなど、日本人観光客を増やす取り組みを続けているとのことです。 クレアシドニー事務所では、今後もクライストチャーチ市を含むニュージーランドの地方自治体の方々と意見交換を行い、日本の地方自治体に対する活動支援に活かすとともに、海外自治体幹部交流協力セミナー参加経験者とのネットワーク強化を図ってまいります。