オーストラリア地方自治研究センター(ACELG)を有しているシドニー工科大学(UTS)からの要請を受けて、日本の地方自治制度の講義を行いました。
二度にわたる地方分権改革の動向を中心に、わが国の地方自治制度の概要を説明しました。受講者は、大学院生とともに、地方自治体の幹部も参加しており、熱心に受講してくれました。
質疑応答においては、教育行政が市町村の事務とされている経緯・理由、地方税の負担率の決定のプロセス等、オーストラリアの地方自治制度とは大きく異なることから、地方自治に関する根源的な問いも出され、極めて興味深かったところです。以前から当事務所と親交の深い元ACELG所長のサンソム教授からは、定住自立圏の考え方を改めて詳説するよう求められるなど、わが国の自治制度への関心の高さも伺えました。
シドニー工科大学(UTS)にて日本の地方自治制度を講義(10月2日)
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