6月24日(土)から25日(日)にかけて、今年2月と3月に観測史上最悪といわれる大洪水に見舞われたニュー・サウス・ウェールズ州リズモア市等の被災地を、在豪日本国大使館及び在シドニー日本国総領事館の方々と視察し、ランタンパレードに参加しました。
24日は、リズモア市役所へ市長等を訪問し、被災状況等を伺った後、同市長の案内により、甚大な被害を受けた野球場や美術館等、市内の施設を視察しました。次に訪れたサザンクロス大学では、在豪日本国大使からのスピーチに続き、大学関係者や学生たちを交えて、日豪関係に関するディスカッションが行われました。その後、大学内に設置されたジャパン・センターへ移動し、大学による大使歓迎式典が行われました。
25日は、リズモア市の隣に位置し、同じく大洪水の被害を受けたバロナ市内の被災地域を同市副市長の案内により視察しました。夕方からは、リズモア市のランタンパレードに参加し、リズモア市と日豪間第1号となる姉妹都市提携を結ぶ奈良県大和高田市のマスコットキャラクター「みくちゃん」のランタンを、リズモア市長やジャパン・センターの関係者の方々、在豪日本国大使館や在シドニー日本国総領事館の方々と共に担ぎました。
パレードの出発地点となった街の中心部には、洪水によるものと思われる泥の跡がガラス窓に残り、テナントが戻っていない路面店も多く見かけましたが、沿道に集まった多くの人々の明るい笑顔や大きな歓声が対照的で印象に残っています。被災地の1日も早い復興を心から願っております。