10月17日(木)、クイーンズランド州議会議事堂別館で、同州と埼玉県の姉妹提携35周年記念式典が行われました。アナスタシア・パラシェ同州首相と神尾髙善埼玉県議会議長が両県州を代表してスピーチを行い、これまでの35年間に渡る両県州の姉妹交流の歴史を振り返り、さらに、交流の更なる進展に向けて今後5年間の姉妹交流の取り組みを示す協定書にサインしました。
同式典では、記念式典数日前に発生した台風19号による被害への対応や災害復旧・復興に尽力するために埼玉県に留まった大野元裕埼玉県知事のビデオメッセージが、披露されました。大野知事は、埼玉県熊谷市がラグビーワールドカップ2019日本大会の会場の一つとなっていることや、埼玉県が2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会でバスケットボールやサッカーなどの4競技の会場となることを紹介しました。そして、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会の開催に際し、姉妹県である埼玉県に足を運ぶことを勧め、更なる交流の進展を訴えました。
さらに、同式典では、埼玉県産の地酒や狭山茶・お菓子などが振舞われたほか、クイーンズランド州の子供達の日本語と英語による合唱や、埼玉県在住の和太鼓奏者及びゴールドコースト市在住の児童が和太鼓演奏を披露し、式典に花を添えました。また、同式典には、埼玉県議会議員、埼玉県内の大学関係者、クイーンズランド州地方自治体等担当大臣、同州議会議員、在ブリスベン日本国総領事、地元日本人コミュニティの方々に加え、埼玉県内でJETプログラムを経験した元JET参加者など数多くの関係者が参加し、ともに35周年を祝いました。
記念式典の前後の日程では、埼玉県内とクイーンズランド州内の3つの大学関係者の間で今後の交流を促進する協定書が締結され、さらに、同州ゴールドコースト市内と埼玉県内の大学関係者の間でスポーツをテーマとするフォーラムが開催されるなど、行政関係者にとどまらない幅の広い姉妹交流が進められました。
クレアシドニー事務所は、今後も、埼玉県とクイーンズランド州の更なる交流の展開を、しっかり支援してまいります。