11月16日から22日にかけて、川村所長補佐がニュージーランド・ハット市役所においてインターンシップ研修を行いました。
15日に前日入りし、その日の夕方、ニュージーランド姉妹都市協会(SCNZ)のモリス会長と在ニュージーランド大使館の浜田一等書記官と面会し、日頃のクレアに対するご協力に感謝を伝えしました。そして、ニュージーランドと日本の姉妹都市交流に係る相互の連携について意見交換をしました。
16日は、まず市役所で今回の研修受け入れを担当していただいたシティ・プロモーション係長のジェームズ・ラム氏に面会し、研修に関するブリーフィングを受けました。庁舎の増築及び庁舎周辺を整備している真っ最中で、計画の概説を伺うとともに、来年5月に同市で開催される全ニュージーランド姉妹都市会議に向けて工事が行われている旨も言及がありました。案内後、研修中の業務としてウェブサイトの日本語翻訳と同ウェブサイト上のブログ記事としてインターンレポートの執筆の指示がありました。その後、レイ・ワラス市長に面会し、歓迎の言葉をいただくとともに研修受入れの感謝を伝えました。さらに、SCNZが主催する「Korero2017」にSCNZの副会長でもある同市長とともに参加し、モリス会長や理事の方々、JETAAウェリントン支部のメンバーと面会しました。
17日はもう1人の受入れ担当をしていただいたリンダ・ゴス・ワラス氏に市内の公共施設やマオリ文化の史跡を案内していただきました。その後、19日に「ハット・ジャパン・デー」が行われるドウズ・ミュージアムで同イベントの企画運営責任者のアンバー・ウォルター氏に面会し、ミュージアムを案内していただきながら、同イベントの企画概要について説明を受けました。また、夕方からレイ市長とリンダ氏、アンバー氏、ジェームズ氏、21日に訪問予定のワイヌイオマタ高校で日本語教師をしている片岡大路氏と会食し、同市の姉妹都市交流や学校交流について意見交換をしました。
19日は、同市で初めて開催されたハット・ジャパン・デーに参加しました。モリス会長のご厚意でSCNZのブースを一部お借りすることができ、持参した自治体パンフレットを来場者に配布し、PRをしました。当初1,000人程度の来場者を見込んでいたところ、見込みを大きく上回る3,000人が訪れ、イベントは成功裏に終わりました。また、モリス会長を通じ姉妹都市交流に携わる方々をご紹介いただき、挨拶をさせていただきました。なお、来年以降、ジャパン・デーはウェリントン市と2年ごとの持ち回りで開催するとのことです。
20日は、午前中に日本語翻訳に取り掛かった後、午後からジェームズ氏に同市の姉妹都市交流のシンボルである「ハット・箕面ハウス」を案内していただきました。その後、コミュニティ・サービス統括部長のマット・レイド氏に面会し、同市のコミュニテイ・ハブの活用状況や今後のインフラ整備計画について説明を受けました。また、片岡氏の提案で夕方から大使館で行われている日本語教室にボランティア講師として参加しました。
21日は、リンダ氏に同行しトゥイ・グレン小学校とワイヌイオマタ高校をそれぞれ訪問しました。前者では姉妹校である彩都の丘学園とのスカイプ交流や交換留学交流について、後者では、片岡氏と面会し、2018年及び2019年の日本への訪問計画に相談を受け、また同校での日本語授業の様子を参観しました。その後、リンダ氏と面談し、ハット市とクレアの今後の連携について意見交換しました。
22日は、執務室で日本語翻訳とインターン記事の執筆時間に充て、正午にインターン研修を終えました。
今回のハット市での研修を通じ、同市のコミュニティ施策や姉妹都市交流について学び、またニュージーランド姉妹都市協会などニュージーランドと日本の架け橋となって活躍している多くの関係者にお会いすることができました。日本の自治体の参考となる取組について発信していくとともに、今回の縁を継続・発展させていけるよう取り組んでまいります。