8月22日にシドニーで暮らす日本人65歳以上を対象としたデイサービス「おしゃべりサロン」を訪問しました。
このサロンは、アングリケア・デイセンターを会場に、日本人ボランティアの方々により開催されており、毎回10名程度の利用者が参加しています。利用者の方々は、本や川柳の朗読を行ったり、日本の歌を歌ったり、ダンスをしたり、楽しく生き生きと時間を過ごされていました。アングリケア・デイセンターは、政府の補助金の元、様々なエスニックコミュニティーが高齢者向けサービスを行えるよう施設の貸出しを行っています。
オーストラリアにおいても、認知症や在宅介護、老人ホームの入居待ち問題は深刻になっているそうです。また、ホームに入居できても、他の入居者からの孤立、母国語が通じないことや母国料理が食べられないストレスなど移民ならではの課題もあるそうです。
今回の訪問を通じて、介護予防を推進するデイサービスの重要性やボランティアの方々の役割の大きさを感じました。現在日本でも外国人高齢者が増加しており、今後更なる増加が予想されるなかで、参考となる訪問でした。