海外研修でシドニーを訪れている愛知県名古屋市立の高校生ら計18人がシドニー市役所(タウンホール)を表敬訪問されました。この海外研修は、名古屋市立の全日制高校から各校2人の計16人の生徒が夏休み期間を利用し、シドニーで16日間の現地校体験入学、語学研修、ホームステイなどを通じて国際交流と姉妹都市の友好関係を深めることを目的に、毎年実施されているものです。
訪問時にはシドニー市議会議員Robert Kok氏、シドニー名古屋姉妹都市委員会会長David Butcher氏らがそれぞれ歓迎の挨拶を述べられ、訪問団からは、団長の向陽高校・津金倫明校長と生徒代表の緑高校3年生・山本杏菜さんが英語でそれぞれ挨拶されました。
山本さんはスピーチで「私たちが行ったキングスグロブ高校では、合計30もの国・地域のバックグラウンドを持つ生徒が一緒に勉強していました。勉強と同時に彼らからさまざまな文化を学ぶことができるのは、とても素晴らしいことだと思います」と、他民族国家であるオーストラリアの学校に驚いたことをお話されました。その他の生徒も「黒板に向かって授業を聞くことが多い日本と違い、生徒が自由に発言し、それによって生徒同士で討論が始まったり、先生も話題を変えたりと非常に活発な授業の様子に驚きました。帰ったらぜひ学校の皆にこのことを伝えたいと思います」と話すなど、異文化体験から多くのことを学んでいる様子でした。