10月29日、オーストラリアの首都・キャンベラで開かれた「キャンベラ・奈良キャンドルフェスティバル」において日本の観光PRを行いました。
当イベントは姉妹都市関係にあるキャンベラ市と奈良市両市、及びオーストラリアと日本の文化交流イベントとして、両市の友好を象徴する「キャンベラ奈良平和公園」で、2004年から毎年開催されています。イベント事務局によると、12,000人を超す来場者があったとのことです。
園内には、日本食や日本雑貨等のブースが軒をつらね、日本武道のステージ、いけばなや習字、折り紙が体験できるワークショップなどが催されました。また、JETAAキャンベラ支部が飲食店ブースを出展し、ドリンクやギョーザを販売し、終始賑わいを見せていました。メインイベントとなる夕刻には、会場に設置された約2,000個のキャンドルに灯りが点され、石灯籠などが設置された日本風の庭園に幻想的な風景が広がりました。
当事務所は、在オーストラリア日本国大使館が用意したブースの共同出展者として、JNTOとともに各自治体の観光パンフレット等を配布し、観光PRを行いました。ブースには途切れることなく多くの方が立ち寄られ、関心のある自治体の観光パンフレットを持ち帰ってもらいました。
今回ブースに立ち寄られた方は、中でも「さくら」「お城」「日本食」「温泉」がトピックとして興味・関心が高いようでした。もちろん、奈良市の観光パンフレットのニーズが高かったのですが、やはり、東京、京都、大阪、これに広島を加えたいわゆる「ゴールデンルート」の人気が高く、これらのパンフレットは早々に品切れとなりました。また、奈良市に対する認知度は高いものの実際に行ったことがない人が多かったため、京都や大阪に近く、歴史的建造物が多いことや、「奈良公園」と言えば「鹿」が代名詞であり、日本では人気の観光名所であることを説明に加えました。
正味4時間ほどのブース運営でしたが、当事務所で準備した1,800部ほどのパンフレットの8割程度を持ち帰っていただくことができ、大いに日本各地の観光をPRすることができました。今回、ゴールデンルートの観光パンフレットが早々に品切れとなり、ブースに立ち寄った方のニーズに応じられない場面があったことを受けて、配布物の準備等の改善に繋げていきたいと考えております。