10月3日、シドニー工科大学大学院の比較地方自治の講義に、Korea Local Government Centreとともに、上坊所長が講師として招かれました。この講義は、同大学のあるニューサウスウェールズ州内外の地方自治体職員のほか地方議員も受講しており、受講者は、海外の地方自治制度との比較を通じて自国の地方自治制度について学んでいます。上坊所長からは、日本の地方自治制度と地方分権の歩みについてプレゼンテーションを行いました。プレゼン後には、受講者から、日本及び韓国における出生率の現状や都市への人口集中といった社会的な課題、首長の当選回数の制限といった選挙に関する制度、海外資本の受入れの現状や取組などについて質問が寄せられ、講師との積極的な質疑応答が行われました。それぞれの国の地方自治制度をオーストラリアの地方自治関係者に知っていただく貴重な機会となりました。