12月14日(月)から15日(火)にかけて、菊田所長補佐が、オーストラリアの地方自治体によるCOVID-19パンデミックに対する取り組みの調査のため、ノーザンテリトリーのダーウィン市を訪問しました。
ダーウィン市のCEOであるScott Waters氏より、同市におけるCOVID-19パンデミックに対する取り組みとして、特に、①地元企業や非営利団体などが利用可能な助成金をすばやく見つけることのできるワンストップポータルサイトであるDarwin Grant Finder portal、②COVID-19パンデミックにより職を失った方に雇用機会を与え、市の緑化・美化作業等を推進するGreen Army program、そして、③市のウェブサイトを介してバウチャーを提供することで地元での消費活動を促すMyDarwin programについて、詳細にお話をうかがうことができました。
今回の調査は、昨年度、西オーストラリア州のパース市で開催されたオーストラリア姉妹都市協会(SCA)の年次総会にクレアシドニー事務所職員が参加し、そこで知り合ったダーウィン市のInternational Business RelationsのマネージャーであるCherry Cai氏によるコーディネートにより実現したもので、クレアシドニー事務所職員が日ごろから心がけている関係者との良好な関係の構築が、実を結んだものです。
これらの調査の詳細は、日本の地方自治体がパンデミック対策を講じるうえでの参考となるよう、今後、クレアレポートとしてまとめ、その後、公表する予定です。
(菊田所長補佐)