昨年度に引き続き、今年度も名古屋市教育委員会からの依頼を受け、現地校への体験入学や語学研修、ホームステイについて、NSW州内の高校やシド ニー名古屋姉妹都市委員会の委員の方々との事前調整を行いました。また、生徒たちの滞在中、ホームステイ先の姉妹都市委員会の委員の方々へ一行の紹介、学 校交流事業の一部への同行支援を行ったほか、シドニー市役所への表敬訪問及び市内視察への同行支援等を行いました。
学校交流事業では、お互 いの文化や言語について、チーム対抗、クイズ形式で行われるなど、工夫が凝らされた授業を体験しました。また、日本語を学んでいる生徒達から、オーストラ リアの動物やスポーツについて日本語でプレゼンテーションが行われたほか、名古屋市の生徒からは、事前に作成された自己紹介ブックを見せながら、英語での 交流が行われました。
昨年度同様、ホームステイは、シドニー市内からは100キロ以上離れたジャムベルーというシドニー・名古屋姉妹都市委 員会の方々や近隣の方々の自宅で行われました。ホームステイ先や交流事業では、近隣の絶景とも呼べるカヤマの6キロの海岸を散策するなど、生徒達は、シド ニー近郊とは異なる広大なオーストラリアと日常の生活を体験することができました。
また、シドニー事務所にも訪問いただき、事務所職員の オーストラリアでの生活や仕事についての話をもとに、生徒それぞれの将来の夢について意見交換が行われました。生徒同士の会話でも恥ずかしがらずに英語を 話している姿や、異なる高校からの参加であるにも関わらず、事前にダンスを皆で練習し、体験先や市役所でのレセプションなど研修中のいたるところで披露し 謝意を表するなど、活発で失敗を恐れない子どもたちの姿勢から、本派遣が生徒たちの将来に大きく影響を与えるものであると改めて認識することができまし た。今後も、姉妹都市委員会の方々をはじめ、関係機関と協力し、姉妹都市交流及び学校交流への支援を継続していきたいと考えています。