10月27日、ニューサウスウェールズ大学において、2017年度日本研究発表会が開催され、当事務所も招待されました。
これは、日本研究課程の学生らが日本に関して関心のあるテーマを選び、日本語でプレゼンテーションを行うもので、今年で8回目の開催となります。学生が自由に選んだ発表のテーマは、社会的テーマの「過労死」から、学生自身の体験に基づく「ブラジル移民」、マイノリティーを扱った「LGBT」、「ヤクザ」、さらに意表外の「女子校生の制服」という観点から日本文化を考察したプレゼンテーションもあり、非常にバラエティ豊かでユニークなものでした。
会場には、日系企業や研究者、同校の学生ら約80人が参加し、計5組の発表に立ち合いました。発表会後の懇親会において、参加者の投票によるベストプレゼンテーション賞などが発表され、賞を獲得したチームや個人に対する表彰式が行われました。
発展途上レベルの日本語でしたが、何より学生一人一人の日本に対する関心や愛着が非常に印象的でした。懇親会で交流した学生からは、クレアの取組や役割について関心があるということ、また将来は日本で働きたいという声が多く聞かれました。日豪交流の担い手となることを期待される人材を多数輩出する当大学の日本語研究課程は、これまでも自治体の国際化を推進する当協会の取組に大きく貢献してくれています。引き続き同大学との連携を維持・強化していきます。