ジロング市と名古屋市との湿地提携に基づく人的交流事業の一環で、名古屋市の中学生18人が、ジロング市を訪問して環境学習に取り組みました。この交流事業は、両市がラムサール条約登録湿地を有することにちなみ、平成19年(2007年)に湿地提携を締結し、次世代に向けて持続可能な、渡り鳥の保護につながる湿地の保全・活用に取り組むこととしたものです。2年ごとにジロング市を訪問しており、平成25年度は4回目の派遣となります。
滞在中は、両市の湿地保全活動の取組み状況の報告、現地小学校(Queenscliff Primary School)との環境学習、湿地保全地区の視察など、両市の生徒が環境を通して相互の理解・交流を深めました。とりわけ、生き物の観察では、生徒同士での会話が広がり、湿地の生き物の保全の重要さや大切さを体で感じているようでした。
一方、ジロング市主催の名古屋市訪問団の受け入れ式典では、同市GMが司会を務め、環境担当の市会議員が歓迎の言葉を述べられ、ジロング市の手厚いおもてなしに名古屋の生徒は感銘を受けていました。ジロング滞在中、生徒をはじめ訪問団一行に大きなトラブルはなく、円滑に交流学習できるように活動支援を行いました。