11月24日(日)、ニューサウスウェールズ州ダボ・リージョン市の日本庭園である逍遥園で、美濃加茂ダボ・リージョン姉妹提携30周年記念行事が行われました。同行事には、美濃加茂市の伊藤誠一市長をはじめとする美濃加茂訪市からの訪問団、ダボ・リージョンのベン・シールズ市長、紀谷昌彦在シドニー日本国総領事など多くの関係者が出席しました。
この日、逍遥園に隣接する遊歩道である「美濃加茂ウェイ」の除幕式も行われました。今年10月にダボ・リージョン市からの訪問団が美濃加茂市を訪問した際に、リバーポートパーク美濃加茂内に整備された遊歩道「ダボロード」が披露されたという経緯があります。その際、リバーポートパーク美濃加茂には3体のカンガルーのブロンズ像が設置され、両市の友好の証として、多くの市民に親しまれています。
記念行事では、逍遥園内の茶室である寿里庵でお茶がふるまわれ、また、逍遥園内にあるステージでは太鼓や笛の演奏がなされ、さらに、本年度ダボ・リージョン市から美濃加茂市を訪問した生徒たちが、姉妹都市オリジナルソングを歌いました。
両市が30年間紡いできた交流には様々なストーリーがあり、これまで約400人が相互交流したそうです。今回、通訳として参加したダボ在住の女性は美濃加茂市内の高校に通っている際に学生交流でダボに派遣され、当時ダボ市から学生交流で美濃加茂市を訪問していた男性と知り合い、ご結婚され、現在は2人のお子さんに恵まれて、次世代への交流へと繋がっています。
美濃加茂市訪問団は、翌日25日に、クレアシドニー事務所を訪問し、豪州多文化主義政策と美濃加茂市の多文化共生施策などについて有意義な意見交換を行うことができました。
クレアシドニー事務所は、今後も、美濃加茂市とダボ・リージョン市の姉妹都市交流を、しっかりと支援してまいります。