ウーロンゴン市との姉妹都市交流のため豪州を訪問中の川崎市代表団6名が、豪州の多文化主義政策等の先進事例等を学ぶため、NSW州の関係機関等を訪問し、クレアシドニー事務所は事前に視察先の情報提供のほか、日程調整や同行支援を行いました。
川崎市は、障がい者のスポーツ振興、外国人住民の増加に伴う外国人支援が課題となっており、豪州における先進事例等を学ぶため、NSW Government Office of Sport(オリンピックパーク)とMulticultural NSW(ニューサウスウェールズ州多文化省)を訪問しました。
オリンピックパークでは、障がい者がスポーツに積極的に取り組めるようにするための施策や障がい者に優しい施設のあり方について知見を深め、シドニーパラリンピック金メダリストのLouise Sauvage氏より専門家の視点から助言をいただきました。
さらに、豪州内でも最も多文化の度合いが高い地域のひとつであるカンバーランド市を訪問するとともに、住民の多様性を実感していただくべくオーバーン地区でレバノン料理を食していただき、代表団はレストランを訪れていた人種の多様性を実感していました。
多文化省では、豊かな多文化社会を構築するための移民や難民に対する手厚い支援策、通訳サービス等について説明を受けました。
シドニー市内では、世界遺産であるオペラハウスと豪州発祥の地ロックスを見学しました。豪州の歴史の概要と日豪関係の変遷、歴史的建造物の活用などについて説明したところ、好評をいただきました。
今後も、川崎市の取り組みを積極的に支援していきます。