2024年8月21日(水)から23日(金)まで、ニュージーランド(NZ)の地方自治体の首長や議員が一堂に会する「NZ地方自治体協会2024年年次会合」が首都ウェリントン市で開催されました。
開会にあたり、クリストファー・ラクソンNZ首相は、自治体の基本業務への予算集中と財政の効率化を求めましたが、自治体からは効率のみを考慮した予算措置では人口維持や優秀な人材の呼び込みには不十分との反論が寄せられました。
「ローカリズム(地域主義)」をテーマとした今年の会合では、老朽化が進む上下水道などのインフラ整備の必要性や、コスト増加に伴う資金不足といった自治体が直面する課題が議論され、中央政府との連携の重要性が強調されました。
クレアシドニー事務所ブースでは、NZと姉妹都市関係にある日本の地方自治体の紹介のほか、12月初旬に開催を予定している海外自治体幹部セミナーを周知しました。また、現地の地方自治体関係者との意見交換を通じ、地方行政の動向の把握やネットワーク強化を図りました。
クレアシドニー事務所は、今後も現地の地方自治体関係者とのネットワーキングを通じ、NZと日本における地方行政の動向について相互理解を深められるよう努めてまいります。