西オーストラリア州・フリーマントル市で開催されたストリート・アート・フェスィバルに、名古屋市から「名古屋おもてなし武将隊(以下「武将隊」)」が参加し、伊藤次長がフリーマントル市の文化担当者との調整を行うなど、フェスティバルで円滑に活動できるように活動支援を行いました。
1983年にフリーマントル市と名古屋市の港湾が姉妹港となり、昨年、提携30周年を迎えました。今回のフェスティバル参加はこの友好関係がきっかけとなったものです。名古屋市からは徳川家康(写真左)、豊臣秀吉(写真中央)、踊舞(とうま)(写真右)が武将隊を代表してフェスティバルに参加し、1日2回、合計6回の公演を行い、名古屋の広報と日本の文化を紹介しました。
公演は、①勝どき(エィ・エィ・オー)のかけ声の練習、②甲冑ダンスの披露、③メンバー紹介、④クイズコーナー(名古屋の紹介)、⑤サムライ・ワークショップ(会場内から参加を募る)、⑥希望者による撮影の構成で行われました。
このフェスティバルには、オーストラリアをはじめ世界約10か国から30組近いパフォーマーが集まり、市内16か所の会場で、その技を披露し、国際色豊かなイベントとなりました。とりわけ武将隊は、本格的なサムライの登場で会場内の観客を驚嘆させ、会場周辺からも多くの観客を集めました。勝どきのかけ声では、会場内の観客が武将隊の合図と共に声を出して、まるで名古屋公演であるかのように観客と一体化していました。
観客をステージ上に招き、殺陣のデモンストレーションを行ったサムライ・ワークショップでは、殺陣の決めポーズをとり真剣な表情で写真に納まっていました。
フェスティバル終了後の翌日22日には、在パース日本総領事館の協力により、総領事公邸にフリーマントル市長をお招きして武将隊との記念撮影を行った後に、両市の記念品の交換を行いました。
<参考>
「名古屋おもてなし武将隊」とは、平成22年(2010年)名古屋開府400年に合わせて、名古屋の魅力を全国に伝えるため、名古屋にゆかりのある武将6人(織田信長、豊臣秀吉、徳川家康、加藤清正、前田利家、前田慶次)と4陣笠隊(立三、亀吉、元気、踊舞)で結成された。主な活動内容としては、甲冑を身にまとい、毎日、名古屋城にて観光客のお出迎え・観光案内・記念撮影などの「おもてなし」を行っている。