オーストラリア及びニュージーランド各地の在外公館により、JETプログラム出発前オリエンテーションが開催されました。JET プログラムとは、語学指導等を行う外国青年招致事業(The Japan Exchange and Teaching Programme)の略で、日本の地方自治体等が外国青年を招致し、外国語教育の充実と地域レベルの国際交流の進展を図ることを通じて、諸外国との相互理解の増進と日本の地域の国際化の推進に寄与することを目的としています。クレアは、総務省、外務省、文部科学省と連携し、JETプログラムを推進しています。
クレアシドニー事務所職員はこの6月に、クライストチャーチ、ウェリントン、メルボルン、ブリスベンで開催された総勢約80名に対するJETプログラム出発前オリエンテーションに参加しました。
冒頭に在外公館の担当者から新規JET参加者に対し祝福の言葉が贈られるとともに、日本での活躍を期待する旨が述べられました。その後、JETプログラムコーディネーターから、日本への渡航に関する注意事項等についての説明がありました。クレアシドニー事務所からは、クレアの役割とともに、研修やセミナーなどのサポート体制や、困ったときの相談先について説明しました。
また、在外公館管轄区域内のJETAA支部メンバーからは、授業を進める上での留意事項や生徒との関係性の構築方法、日本の職場における特有の文化に関する内容に加え、通勤事情や金銭面に関する情報等、日本での生活に関する情報提供や助言が行われました。新規JET 参加者の中には訪日経験のある方が多く、コロナ禍を経て日本への渡航を心待ちにしている様子であり、積極的に質疑応答に参加していました。
参加者の皆様には、日本について見聞を深めるだけでなく、日本での経験を通じて、日本とオーストラリア・ニュージーランドの架け橋として相互交流に貢献することを期待しています。