11月25日から11月30日まで、日本の地方自治体職員および地域国際化協会職員などを対象に、オーストラリアにおける多文化主義政策に基づく先進的な取り組みを実地で学ぶ「豪州多文化主義政策交流プログラム」を開催しました。本プログラムは、日本の自治体などでの多文化共生政策の企画立案などに役立ててもらうことを目的とし、毎年クレアシドニー事務所が独自に開催しているものです。メルボルン都市圏での開催は今回で4回目を迎え、過去最多となる17名が参加しました。
期間中、ビクトリア州多文化省やモナシュ市などの行政機関をはじめ、NPOなど計9つの機関を訪問し、教育、コミュニティ支援、福祉・医療、雇用・就労支援、防災といった多岐にわたる分野の多文化共生施策について学びました。
参加者の多くが、多文化共生に関する業務や外国人住民支援に携わっていることから、講義や質疑応答を通じて、具体的なサービス内容や他機関との連携、多様な文化的・言語的背景のあるコミュニティとの関わり方などについて、活発な意見交換が行われました。
クレアシドニー事務所は、今回訪問を受け入れてくださった各機関の皆様、そしてご参加いただいた皆様に改めて感謝申し上げます。今後も、本プログラムを通じて、オーストラリアにおける多文化主義政策の取り組みについて、日本の地方自治体への情報発信に努めてまいります。