12月13日(木)、渡邉所長補佐が、オーストラリアの自治体における地域振興策の調査のため、南オーストラリア州のアデレードヒルズ市を訪問しました。アデレードヒルズ市は、州都であるアデレード市から東におよそ20kmのところにある、人口38,000人ほどの自治体です。南オーストラリア州の南東部を南北に走るマウントロフティ山脈に位置し、オーストラリア国内でも有数のワインの産地です。
今回の訪問では、自治体の地域活性化施策を対象とした連邦政府補助金の活用事例の調査の一環で、アデレードヒルズ市の行っている2つの事業について、担当者にインタビューを行いました。1つは、北部に位置するGumeracha地区におけるメインストリートであるアルバートストリート及びその周辺地域の開発を行うためのマスタープランの作成です。もう1つは、マウントロフティ山脈の世界遺産登録に向けた、周辺の10自治体が有する当該山脈に関する歴史、伝記等の情報を集めたデータベースの作成です。
今回の同市訪問は、当地での地域活性化施策について意見交換をする非常に有意義な機会となりました。この調査結果については、クレアレポートとしてまとめることにしています。