12月7日(金)、上越市職員の武藤敏寛氏がクレアシドニー事務所を訪問されました。第二次世界大戦時に捕虜収容所が置かれていたという共通点をきっかけに、上越市はニューサウスウェールズ州カウラ市と平和友好都市として交流を続けています。武藤氏は両市の交流事業の一環で1週間程度カウラ市に派遣され、カウラ市滞在後にシドニー最大の日本祭りであるMatsuri Japan Festival にて上越市のPRを行うためにシドニーを訪問されました。
カウラ市に第二次世界大戦時に置かれた捕虜収容所には、当時多くの日本人捕虜が収容されていましたが、1944年に日本人捕虜の集団脱走が発生し多くの犠牲者を出すという悲劇的な事件(カウラ・ブレイクアウト)が起きました。こうした歴史的な経緯から、カウラ市には日本人戦没者墓地や日本庭園等の日本関連施設が整備され、カウラ市は現在の日豪の良好な関係を象徴する街となっています。
2019年は、カウラ・ブレイクアウト75周年を迎える節目の年であり、記念行事の実施が予定されています。クレアシドニー事務所は、こうした記念行事の実施に際し、オーストラリアにおける上越市の活動を支援してまいります。