①ニュージーランド ウェリントン（３月10～12日）
世界中でフィルム・コミッションが活動されていますが、その中でも先進事例として注目されているニュージーランドのウェリントンで調査を行いました。
この調査では、民間の映画関係会社と市の外郭団体のGrow Wellington、NZ政府系の独立団体であるNZ Film Commission、Film New Zealandの4つの会社や団体の方にお話を伺いました。取材を通じて、どこも共通して言われたことが、映画産業で生き残っていくにもビジネスなので、常に新しいことに臨んでいかなければ潰れてしまう、という生々しい声でした。
②オーストラリア ブロークンヒル(３月20～21日)
多くの映像作品の撮影地として有名なオーストラリアのブロークンヒルにて、フィルム・コミッションに関する調査を行いました。
同市は、世界最大規模の鉱業会社BHBビリトンの創業地でもある鉱業都市ですが、近年はフィルム・コミッション活動を活発に行っています。市内にある旧発電所の建物を利用した撮影スタジオは国内５番目の規模を誇るほか、市街地から30分程度の場所に広大なアウトバックの景色が広がっています。これらの立地の良さや、住民が映画撮影に協力的である等の理由により、多くの映像作品の撮影地として選ばれているようです。
今回の取材の内容については、機関誌クレア国際化フォーラム8月号に整理したものを掲載し、日本の地方自治体の今後の活動方針の一助にしたいと考えています。
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