3月11日から14日にかけて、タスマニア州クラレンス市にて迫田所長補佐がインターンシップ研修を行いました。研修の目的は、住民参画・協働、経済発展、長期戦略などの自治体業務を学ぶことで、同市のマネージャーや担当者等と幅広く意見交換を行いました。なお、この研修は、 2013年度幹部招へいセミナー(青森県)および2014年度クレアフォーラム(シドニー事務所主催)の発表者であるジェームス・ウォーカー市議会議員のご配意によって実現しました。
研修を通して強く感じたことは、事業の計画立案段階、実施段階などにおいて積極的にコミュニティの活用が図られており、コミュニティもそれに対応する強い意思があるということでした。また、自治体の法定業務は道路整備や建築許可、ごみ処理、各種許認可などに限られており、コミュニティのニーズを満たすための業務は「任意」のものが多くを占めるため自治体間において業務や歳出の内容は大きく異なることや、そのために正確に住民のニーズを把握することが重要であるということです。日本でも住民のニーズを満たすということは原則中の原則ですが、クラレンス市においては、その意識に非常に大きなものを感じ、各職員にその意識が徹底されていたような気がしたところです。
迫田所長補佐のインターンシップ研修(3月11日~14日)
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