芝所長補佐が西オーストラリア州オーガスタ・マーガレットリバー市にてインターンシップ研修を行いました。研修の目的は、魅力的なまちづくり、住民参画・協働、ごみ処理など幅広くオーストラリアの自治体業務を学ぶことでした。研修中は同市の市長、CEOはじめ職員の皆様や関係者等と幅広く意見交換を行いました。
マーガレットリバーはオーストラリアワインの産地としても有名ですが、サーフィンの世界大会も開かれるビーチ、神秘的な洞窟や自然の中をマウンテンバイク等で走ることができるオフロードトラックなど様々な魅力があることを紹介していただきました。
また、自家製のオリーブオイルやオリーブを使った化粧品を販売しているほかカフェも併設するなど多角的に経営しているオリーブ農園の方と話した際は、オーストラリアでも農家の数は減っており、利益を上げるために一つの農家・農場を大きくする必要があると話しがあったほか、ゴミ処理について担当者と意見交換した際も、埋立処分を少なくするためゴミをコンパクトにしたり、ゴミ自体を減らす必要があると話があるなど、規模の違いはありますが、日本との課題の共通点をより知ることができました。
このほか、市議会の会議にも出席させていただいた際は、市の幹部が議場で市のプロジェクト等について説明する際も住民に公開されているなど、議会運営の違いを見ることができました。また、道路等に設置する芸術作品について各コミュニティの代表者たちが集まり話し合う会議では、各住民が作品の設置場所等について活発に意見交換しあうなど、マーガレットリバーを更に魅力あるまちにしたいという共通の思いも伝わってき、住民と協働したまちづくりの実践の現場も見ることができました。
